「アパート・マンション経営は投資か事業か?」
最近は、アパート・マンション経営をサラリーマンをしながらするとい う書籍やセミナーなどが非常に流行っています。 でもサラリーマンが本当にアパートやマンションを簡単に経営をするこ とが本当に可能なのでしょうか? 平凡なサラリーマンがローンを使い、アパート・マンションを手に入れ ただけで誰でもセミナーや書籍のように成功するものなのでしょうか? 書籍や、セミナーなどでは投資用のアパート・マンションを購入するこ とが株式投資と同様の投資のような説明がされているように感じます。 確かに不動産投資と言うくらいですからアパート・マンション経営とは 投資のひとつであるんだとは思いますが、それは投資でもあり事業でも あり、あなたはその事業に携わる経営者なのだと思います。 株式のように株券を所有する事によって、優秀な経営者が経営を判断 しその会社からの配当金を受け取る事を待っている。株式投資のよう な考え方だけでは不動産投資に関してはダメなのだと思います。 経営者として投資の目標値を明確に自分自身で持ち計画を立てて利益 を追求し経営をしていく必要があるのだと思います。 ところが書籍やセミナーを見ると大半のサラリーマン大家さんはアパー ト・マンションを所有するだけで計画もローンの返済ぐらいではないで しょうか。 投資家として、経営者としてどちらの認識も薄いのが多くの大家さんで はないでしょうか。 これから長期にわたって経営に携わるということは経営者の認識を持ち 利益をいかに出していくか。 自分は失敗しているという認識は、不動産投資の場合は株式投資などと 違い日々の価格が明確でなく個別の取引で内容や価格等が本人でも分か らないのが実際でないでしょうか。 破綻してローンが返済できなくなって初めて失敗した事が分かるような 状態になるのではないでしょうか。 不動産投資の大部分がローンを組んでローンが完済になって初めてひと つの投資が終わるのではないかと思います。 年間でキャッシュフローの目標があるとしたら、キャッシュフローどの 位上回ると成功であるのかどの位下回った場合が失敗となるのか。 どうなった場合に売却するか。 どうなった場合に外壁工事の修繕や部屋の改修等の再投資をするか。 また修繕回収の価格はどの位でその価格は適正なのか。 金利がどの位上昇した場合に支払いができなくなるのか。 わたしも、不動産投資、アパート・マンション経営をしていくにあたっ てどの位の判断基準、経営していく基準を持っているでしょうか。 どうなったら成功だ、の基準が無くては成功することは無いんではない かと思います。 経営者として何をすれば成功に結び付けることができるか。 経営者として自分自身で判断を下し事業を継続していく力量が必要であ ると思います。 成功し成長し続けている会社や、事業家を見るとやはりお客様をいかに 大切にして長く継続的に利用してもらうかということを大切にしている のではないでしょうか。 やはり、お客様に喜んでもらえる事業をしていく、経営をしていくこと だと思います。 アパート・マンションは貸してやっているのではなく借りていただいて いるという姿勢をもって事業に携わっていく姿勢でないとアパート・マ ンション経営の成功はあり得いないでしょう。 自分自身もそのことを肝に命じてサラリーマンではありますがアパート ・マンション経営に携わっている小さな事業経営者です。自分の力量を 生かし自分の考え方を反映させる場があります。 私も大型バイクの免許を持ってツーリングを楽しんでいますが、最初は 小さな原付自転車がやっと扱える技術しかありませんでしたがだんだん 慣れてくるに従って大型の重量のあるバイクを自由に操れるようになり ました。 今は小さなワンルームの所有しかありませんがいずれは一棟ものを購入 して自分の力量で経営をしていきたいと考えています。 不動産事業経営者のはしくれとして自分自身で経営の判断基準を持つ 技術とノウハウを今後も勉強していきたいと思います。
不労所得・不動産投資