マンション価格の今後の推移
H18,10,18 日経新聞記事によりますと、首都圏で発売される新築マ ンション価格の上昇基調が鮮明になっている。 昨年末に比べ、二割前後高い物件が相次ぎ発売された。 地価の上昇を反映し、販売価格の先高観から、都心部などの売れ行 きは、おおむね堅調。 不動産経済研究所は、二〇〇六年の発売戸数の見通しを、従来より 五千戸引き下げており、分譲各杜が売り急がない姿勢に転じている ことが浮き彫りになった。とあります。 好立地の物件は底値感&品薄感があるようです。
長期の間に、マンション自体の資産価値が下が る恐れは無いか?
マンションの価値は、空間の利用価値、すなわち、立地、環境、利 便性よの良さなどグレードの高さが決め手となります。 古くなっても家賃が下がらない様にする事が出来ます・・例えば、 千代田区神田淡路町の築35年、5階建ての古いビル。 オフィスとしては、一部屋10万円でも入らなかったので、単身者賃 貸用に改装工事した結果、15万円以上でも、入居希望者がいます。 ・・このように、都心部の単身居住の需要は旺盛です。古くなって も家賃が下がらない様にする事が出来ます。 特に収益型不動産は収益確保により資産価値を維持可能なのです。 よって年とともに、マンションの価値が下がるということはないと 言ってよいでしょう。 それは、立地と、メンテナンス・管理と、スタート時期です。 現在、バブル時と一転し、都心部の不動産価格が安くなったおかげ で、企業も都心回帰、大学等の教育機関も都心回帰、住民も、分譲 ・賃貸共に都心回帰になっております。 都心部好立地に限っては、例えば、路線化は、東京駅周辺で一気に 上昇との報道にありますように、千代田区の丸ビル付近、大手町・ 上昇地点が拡大しました。 価格調査。底打ち鮮明。・・・首都、23区の中古マンション価格は、 前年同月比UP、都心回帰の影響で価格も底打から、強含み基調への 変化・・・との報道や、逆に、同じ東京でも、都下(市部)の家賃 は若干下がり続けており、また、同じ首都圏でも、横浜・埼玉・千 葉では中古マンション価格は、下げており、都心好立地との二極化 が鮮明になってきております。 例えば、中央区は、ここ数年間で19.6%もの人口が増加しておりま す。つまり、人口の都心回帰現象です。 バブル時は、地価高騰と環境悪化により、人口が都心部から郊外に 移動していきました。まさに、ドーナツのように都市中心部に人口 の空洞化が起こりました。 ドーナツ化現象と呼ばれました。 しかし、大学も現在、都心回帰が進み都心に戻ってきています。そ うしますと、さらに人が都心に集まり、賃貸需要が高まります。 都心部の単身者居住用賃料は上昇しておりますので、今後需給バラ ンスが崩れ、ますます、強含みが予想されます。 また、オフィス面積が増加傾向にある東京都心は、仮にオフィス賃 料が下がっても、企業の東京集中が進み、就業人口(特に単身者) が集まれば、都心居住の需要も増加し、単身居住用の賃料はむしろ 上昇が予想されます。 なぜなら、規制の強化により、単身者賃貸居住用の 都心部物件供 給には、限界があるからです。
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