不労所得
不労所得とは
不労所得とは、それを得るために労働する必要が無い所得のこと。
労働の対価として得る賃金・報酬以外による所得を指し、働かずとも得られる収入又は収入源という意味で用いられることが多い。
利子、配当、賃料収入など投資による収益を指す場合や、有価証券や不動産等の権利自体を売買しその売買差益を指す場合、又はその両方を含める場合もある。
不労所得の種類
- 預金の利息、貯金の利子
- 株式の配当
- 債券(国債、社債等)の利子
- 不動産の賃料収入
- 株式や不動産の売却益
- 自らが所有する特許権や著作権を他人に利用させることを許諾することによる収入
- 年金
- アフィリエイト
不労所得を得る方法としては、一般的には2つの方法がある。
- ビジネスを起こす
- 投資する
ビジネスを起こす
報酬は、社会に提供したサービスの量×質によって決まる。
自分が日常的に働かなくても、従業員やマネージャーが、自分の代わりに働いてくれるビジネスシステムを構築することによって、 不労所得を得ることが可能となる。
起業の際には、300万円程度の資本金があることが望ましい。
また、起業する前に、事業計画をしっかりと練った上で事業をスタートするべきである。
具体的には、商品、法律、システム、マーケティング、そしてキャッシュフローすべてにおいて、問題が無い計画にすべきである。
当然の事ながら、ビジネスの収益性は高ければ高い程よい。
起業する際には、国民生活金融公庫から、起業する為に足りない資金を、低金利で融資してもらうこともできる。 (ただし、審査が必要。)
この好待遇の理由としては、政府は、起業家に雇用を創出して欲しい為である。
言い換えれば、起業家は、政府の仕事の手伝いをしているのである。
起業家は、従業員に職を与え、またその豊かな想像力から生まれたビジネスは、社会に付加価値をもたらし、社会に貢献する。
起業家は、社会に貢献した見返りとして、多額の報酬を得ることが可能となるのである。
投資する
投資とは、自分が出資したお金に対し、多くのお金が戻ってくることを期待して、資産を買う経済行為のことである。
なお、確率の上で分の悪い出資は、長期的に見ると元本を減らす危険性が非常に高く、この行為は、投機またはギャンブルと呼ばれる。 (宝クジ、競馬など。株式に出資する場合も、投機となるケースがある。)
投資対象としては、株式、債券、不動産、ビジネスなどがある。
株式は、流動性が高く、換金性に優れるため、トレードに向いている。 また、日本国外の株式を保有することも、比較的容易である。
不動産は、流動性が低い為、割安の資産を探すのが比較的容易である。 また、金融資産としての評価も高く、不動産を購入する際には、銀行ローン、住宅ローンといった借り入れが比較的容易である。 一方、資産としての管理は難しく、専門知識も必要となる。
債券は、他者(法人を含む)に貸したお金を請求する権利である。 貸した人間(または法人)を債権者、借りた人間(または法人)を債務者と呼ぶ。 債券をトレードすることも可能である。
ビジネスに投資する場合、他者のビジネスに投資する場合と、自分のビジネスに投資する場合とがある。
他者のビジネスに投資する場合は、優秀な起業家、経営者にお金を託すことになる。 この場合、自分ではビジネスをほとんどコントロールできない。 広い意味で解釈すると、株式やファンドに投資するのは、このカテゴリーに当てはまる。
自分のビジネスに投資する場合、大部分が自己責任となり、手間や労力が多い反面、利回りが高く、コントロールも容易である。
投資をするにあたって
投資をする際、自分が投入した金額を、できるだけ短い期間で、どれだけ回収できたかが重要になる。(利回り、DCF法) また、保有する資産の価値が上昇する事が望ましい。(逆に減少することもある。)