数年前にロバートキヨサキ氏の「金持ち父さん貧乏父さん」が大ヒットしてアメリカの金持ちが教え てくれる、お金の哲学を初めて読んだ時は目から鱗でした。
それまで、サラリーマンとして収入を得ることしか頭になかった私に、この本は新しい価値観を与え てくれるものでした。
- 貧乏父さん・・・・・
コツコツ働いて給与をもらい、日々の生活でお金を使う、お金のために仕事をする。
- 金持ち父さん・・・・・
お金に働かせて収入を得、お金のためではなく自分の人生の楽しみのために時間を使う。
一般的な家庭のサラリーマンパパや学校の先生が教えてくれるような、まじめで堅実な仕事の仕方 は尊敬するべきものがありますが、けして金持ち父さんになり得るものではありません。
従来の教育で多くの人は『労働とは時間の切り売り』という概念が刷り込まれています。
金持ち父さんは短時間の労働収入で莫大な収入を得る権利収入の道を求める事が必要であると言っ ています。
でも、わたしを含めたサラリーマンの多くは自分自身の持っている時間を労働に裂く事によって対価を得る事が当 たり前の思考になっています。
わたしたちは、収入を得る手段として、この『時間』という資産と引き換えにお金を得ています。
いや、
『時間』という貴重な資産を犠牲にして、お金を得ている!!
と、言ってもいいでしょう。
金持ち父さんの目指すべきは資産を持つことで自分が自らが働かなくても得る事ができる収入つま り不労所得を得ることであると言っています。
たとえば仮に、時給を1000円として1億円の収入を得るためにはいったいどのくらい働けばよいのでしょうか?
1日12時労働、1年間休みも無しで、がむしゃらに盆も正月も365日間働いたとしても
『22年』以上はかかるんです。
現実としては 『生活費』 も 『税金』 もその中から支払います。
家族と過ごす時間などは全く持てないのです。
今のわたしはこの状態なのです。
これは、わたしでけではなく、大部分の人が当てはまっているのかもしれません。
もしかすると、あなたにも当てはまっているのかもしれません。
わたしが持っている貴重な『時間』という資産は有限であります。
その『時間』という資産をを収入に変える事によって収入を得ている事だけでは永遠に自分の楽しみのために自由に時間を使うことなどできないのです。
お金が人生の全てでは無いと思いますが、お金のために人生をささげる必要がない豊かさは、心の 豊かさや、社会貢献等につなげることができるのではないでしょうか。
また、持ち家は資産だとばかり思っていましたが、実は持ち家は負債との考え方は思わず耳を疑い たくなるような発想でした。
『資産』とはお金を運んできてくれる貸家とか配当のある株などの事で、
『負債』とは住宅ローンや固定資産税、維持費などのお金を取っていく物である。
私は改めて「資産というものを何も持っていない!!」ことを実感し、多くの収入を得るためには 収入を生んでくれる資産を持たなければいけないという思いに無性に駆られました。
「将来の不労所得をもたらす資産を買いなさい。」 それ以来、『資産』『不労所得』という言葉が頭から離れなくなりました。
何しろこの不労所得が支出を上回れば、実質、自分が働かなくても生きていけるというものですから。
私も、ロバートキヨサキの言う不労所得をもたらす資産を将来何とかして手に入れたいと思うように なりました。
でも、どのようにすれば、不労所得を生む資産を手に入れることができるのか?
印税、株、不動産投資、ビジネスなどいろんな方法を検討してみました。
私には、印税をもらえるような才能はとてもありません。まず、印税は不労所得の候補からは外れてしまいます。
株式投資
はじめに考えたのは、小額からできる株式投資を初めてみようと思いました。
株式から得られる、配当や売買利益などで元手を大きくし、それを不労所得にしていこう。
そこでまず口座を開設して株式投資を開始しました。株式投資に関しての本や雑誌などを読んだりしました。
株での収入は、体を動かさなくてもお金は入ってきます。
自分の本業以外にお金が入ってくることになります。
しかし株の研究や、銘柄の選定などは案外大きな時間を費やすものでした。
取引をしているときでも、保有中でも株価の動きが気になってまともに本業に集中できません。
それで私の場合は、収入はせいぜい月に数万円程度しかなりません。
また、災害やテロなどで市場全体が暴落することがありますよね。
そのような不意なアクシデントに対処する事もできませんでした。
数万円あった利益も無残にいっぺんどこかにとんでいってしまうマーケットの厳しい世界です。
これが私の求めていた不労所得なのでしょうか?
これではいつもヒヤヒヤしてリスクを背負っている。
精神的な豊かさなどとても得ることはできない。
そんな事もあって株に対する興味はだんだんと薄れてきてしまいました。
不労所得
しかし、どうしても不労所得を得たいと思いつつも、私はその手段が得られずに悶々としていました。
不動産投資も不労所得として研究をしていました。
しかし、私の住む地方には賃料が安定的に得られるような手ごろな収益不動産もありません。
また、平凡なサラリーマンに不動産の知識も、また具体的な物件取得の方法もわかりません。
ただ不労所得を得たいという憧れはあったので、不動産投資の成功者のセミナーDVDを見たり不動産投資の書籍を読みあさってはいました。
徐々にではありますが、不動産に対しての知識や、不動産投資のメリット、デメリットを自分なりに理解ができるようになってきました。
そしてあるきっかけから、横浜に初めて家賃として不労所得を得ることができる小さな区分所有物件を取得しました。
こんな不労所得を獲得するために挑戦を始めた平凡なサラリーマンです。